タイトル:TheMessenger
製造元:Devolver Digital
価格:1,980円
容量:1.9GB
ジャンル:アクション
発売日:2018年8月30日

概要

クラシックとモダンが融合した衝撃の忍者アクション一族の存亡をかけた巻物を送り届ける悲願の旅に挑め!

『The Messenger』は懐かしさを感じるゲームプレイと現代の最新要素をミックスした新感覚2D忍者アクションゲーム。
ある日、人類最後の生き残りが暮らす村が魔物の軍団に突然襲われる。
その災いに備え、日々鍛錬していたはずの村の忍者たちは敗北…。
唯一生き残ったのは、若き忍者ひとり…。
彼は一族の存亡がかかった巻物を氷河山の頂で待つ三賢者へと届ける「使者(The Messenger)」として選ばれる。
全ての運命は彼に託された!ユーモアにあふれたコミュニケーションを取ってくる不思議な人物から、さまざまな新しい忍術を学んで冒険を進めていこう。
壁に貼りつくことのできる”手鉤”、空中を滑空できる”凧布”…さらに、彼は時空をも越える力を手に入れる。
8bitと16bitの世界を行き来しながら呪われし土地を探索しよう。

・壮大な冒険に相応しいダイナミックでアクロバティックなゲームプレイと非常に繊細な操作性

・細部までデザインされた8bitと16bitのオブジェクトとアニメーション、そして、クラシックなゲームの精神が宿る背景グラフィック

・忘れられないほどユニークな仲間や魔物たちとのジョークにあふれたコミュニケーション

・Famitrackerを使ったチップチューントラックメイカーRainbowdragoneyesによるオリジナルサウンドトラック

動画

筆者レビュー

なるほど、これは面白い。良作。
……っていきなり結論を言ってしまった今回の『The Messenger(ザ・メッセンジャー)』

いやー、いいですよ、これ。
忍者龍剣伝という昔のファミコンゲームをモチーフにしているようですが、ギャグテイスト強めで全く違うゲームに仕上がっています。
ストーリーのテキストも面白いが、その中に含まれるメタネタ的なものがなんとも言えないぐらい良い味だしてる!こういうの待ってた!

本作の特徴は何といっても8bitと16bitの2つの世界が存在すること。
何と見た目だけじゃなくBGMまで16bit音楽に変化するというこだわりよう!
この2つは過去と未来といった感じで分けられていて8bitの世界では通れなかった面が16bitの世界に切り替えると進めるようになったり、お互いの世界を行き来しての仕掛けがたくさんある。
この仕組みがまた上手くて一見するとファミコンとスーパーファミコンといった別のゲーム化と思ってしまうところを設定でうまくカバーしています。

さて肝心のアクション部分ですが、これがまた絶妙なバランス。
壁走りアクションはともかくとしてジャンプ中に攻撃を当てることで更に二段ジャンプができるのでのでアクション性が強く操作も慣れるまで難しいです。
動きも滑らかでヌルヌル動きますよー。
ちなみにクリアするために一番必要な多段ジャンプです。これがうまくできるかどうかでステージクリアできるかが決まってきます。

……まあ、今「ステージクリア」という単語を使ったのですが後半からはステージをくまなく探索するスタイルに変貌します。
まるでメトロイドみたい!これ1本で『忍者龍剣伝』と『メトロイド』が楽しめてしまうなんてすごくお得!!(笑)
個人的には前半のステージクリアタイプが好きですけど(笑)

ナンパなストーリーに硬派なアクション。
プレイすると何度もゲームオーバーになることのなると思う。
しかし、面白く難易度もやや難しい程度でよくまとまったゲームでまさに良作と言えるかと思います。
8bitと16bit、忍者龍剣伝とメトロイドが混ざった本作『The Messenger』、是非、皆さんにもプレイしてほしい作品です。

クチコミ・評価・レビュー

・アクションに忍者龍剣伝を彷彿させる。

・メタネタが組み入れられていて話が面白い。

・中盤から世界が広がりアクションにありがちな冗長、ダレるというのが少ない。