タイトル:百鬼城公儀隠密録
製造元:ハピネット
価格:1,528円
容量:3.3GB
ジャンル:アドベンチャー
発売日:2018年8月30日

概要

~妖怪うごめく”百鬼城”に潜入し、城主を討ち取れ!~緊迫感溢れるリアルタイムダンジョン×江戸日本の妖怪伝承

人間、鬼、天狗、猫又の4種族から、パーティ(公儀隠密衆)をつくり怪奇と謎に包まれた妖怪城を攻略せよ!

■百鬼城における”妖怪”大骸骨(がしゃどくろ)や、女性の顔と手首だけの妖怪など、日本古来の文献に登場する”妖怪”を再現。
不気味で恐ろしいモンスターとして多数登場。
「百鬼城」で公儀隠密達(プレイヤー)を待ち構えます。
一定階層ごとに強力なボスが出現する城を上りつめ、城主の待つ天守閣を目指せ!

■本作メインテーマ「壇の浦」琵琶奏者、石田さえ氏によるオリジナル楽曲「壇の浦」が恐怖の世界観を惹きたてます

■リアルタイムダンジョンRPGとはグリッド(方眼)型のフロア構造の中で移動や戦闘などをアクションゲームのように操作し、一部を除き常にリアルタイムで時が経過します。
「戦闘においても敵はこちらの攻撃を待ってはくれない」敵の攻撃を避けつつ、攻撃をするといった瞬時の判断で戦うことになります。

■常に死と隣り合わせの「妖怪城」プレイヤーである公儀隠密たちが潜入する百鬼城には、手ごわい妖怪や恐ろしい罠が待ち構えます。
慎重に行動しなければ1つのミスで命を落とすことも。
城内で手に入る食料を食べなければ、空腹でステータスが下がるサバイバル。
「この城には宿屋はない。
食べて寝て妖怪を倒して城を探索」百鬼城は、常に死と隣り合わせの妖怪城です。

■2パーティシステム徳川家宝「以心の御札」による、パーティ分割システム。
プレイヤーの自由なタイミングで、パーティは2つに分割できる(ゲーム画面も分割)必要に応じて二手に分かれ、部屋のしかけを攻略していこう。
また、操作していない方のパーティは御札の呪いで一時的に石化し、耐久力が上昇する。
石化した高耐久パーティを囮にし、もう一方のパーティを操作して敵の後ろに回りこめば、背面攻撃による特大ダメージを与えることができる。

動画

調査中…

筆者レビュー

百鬼城 公儀隠密録

今回のレビューは百鬼城 公儀隠密録(ひゃっきじょう こうぎおんみつろく)です。
良くも悪くも人を選ぶ作品。
舞台は日本、敵は妖怪なので和風な雰囲気が好きな人はそれだけでハマる可能性が高い。

ジャンルはリアルタイムダンジョンRPG。
いわゆる『ウィザードリィ』や『世界樹の迷宮』の戦闘にアクション性を足したものというとわかりやすいかもしれない。

操作できるキャラクターは「人間」「天狗」「鬼」「猫又」の4人。
職業は「侍」「忍者」「僧兵」「神官」があるので、それぞれのキャラクターにそれぞれの職業を割り当てることになる。
おすすめの組み合わせは猫又-神官。
神官が回復職なのだがMPの多く成長が早い猫又と非常に相性が良い。これは鉄板だと思う(笑)

このゲームの特色として回復拠点となる街や宿屋といったものが無い。
当然、道具屋のようなお店、ショップも存在しない。
あるのは百鬼城というダンジョン1つだけ。
プレイヤーはこの百鬼城の最上階を目指してひたすら妖怪という名の敵を討伐して行くことになる。
最上階は12階。クリアまでの時間にして約12時間。
このぐらいのボリュームなので値段相応と思う。

さて、肝心の戦闘部分だがこれがまた人を選ぶ作りになっている。
キャラクターそれぞれがABXYのボタンに行動が割り振らており、戦闘ではリアルタイムにそれらを押して戦うことになる。
このタイミングがまた絶妙である程度のリズム感というかセンスを問われるような気がする。
(ヴァルキリープロファイルにちょっと似てる?……いや、似てないな)

で、キャラクターを切り替えながら戦うわけですが筆者にはいまいちハマらなかった。
慣れると面白いんだろうけど普通のコマンド戦闘で良い気がする。
個人的にはストレスを感じた部分でした。

パーティを2つにわけることも可能。
これにより敵を後ろから攻める―――いわゆるバックアタック戦法が可能になる。
後ろから攻撃すればダメージが通りやすくスムーズに戦闘を進めることが出来る。
しかし、後半には後ろから攻撃することが前提になる敵も発生したりするので、もはや力押しはできず必須となる戦法になっている。

このあたりが楽しいと感じるか面倒と感じるは人によって評価が分かれてくるところ。
ただ、日本を舞台にしたダンジョンRPG自体が貴重で筆者が知る限り、Switchでは他に『黄泉ヲ裂ク華』ぐらいしかないと思われる。
なので、値段相応には楽しめるゲームではあるので和風のダンジョンRPGをやってみたい人はプレイしてみてほしい作品です。

クチコミ・評価・レビュー

・意外に楽しめる

・操作が難しい

・手軽に楽しめるダンジョンRPG